初めてのCD

 


私にとって初めてのCDが出来た。

5歳から始めたクラシックギター。よくある子供の習い事だったのかもしれないけど、音楽は自分にとって特別な存在だった。ときに救われ、ときに憎んだりもして、まるで家族みたいに共にあることから逃れられない感覚。

もう立派な大人の年齢になってしまって、楽しいことも悲しいこともそれなりに経験してしまった。そんなとき、歌がぽつりぽつりとうまれはじめた。そして、CDというひとつの形になった。これは些細なことであるけど、やっぱり大きな出来事でもある。これまでを振り返ったとき、全てが今に繋がっていたのかもしれないと思える。救われる。

生きていると失うことの方が断然多いのだろうな。

なにかを作るって救いであり、祈りだ。

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